自然がむき出しの「天仁屋ビーチ」。
人を寄せ付けない雰囲気があるので、行くのをためらってしまう・・
そんな所。
しかし、「自然の海がいい」という人は見事マッチング。
何をしようが完全自由なので、誰に気を使う必要もありません。
車を海の近くまで持ってきてもいいし(釣り、キャンプ、焚き火)も思うがまま。
猛者はモーターフライトを飛ばす人もいます。
背中に大きな扇風機をつけて、空中散歩を楽しむマリンスポーツね。
カヌーの使用許可も必要ないので、存分に楽しんで下さい。
実はこれこそがここ最大の魅力(キラン☆)。
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ここは陸も海も全て凸凹の石だらけ。
海水浴には適しません。素足で海に入ろうなんて思わないこと。
駐車場は整備されていません。
舗装された道は、下り坂の突き当りまで。
そこから先は凸凹の地面。
これ↑
大小様々な石が無造作に散らばっている。
サラサラ砂地なんてどこにもありません。
一般のビーチと同じように考えないこと。
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タイヤを気にしないという人は、凸凹の上を走ってビーチの近くまで行っても構いません。
天仁屋川
これが最初の難関。
この川を渡らなければ、ビーチへは行けない。
・・といっても深くはないので大丈夫。
海へ行くにつれ、段々と浅くなっていく感じ。
車で渡るのなら海辺がいいね。
歩いて渡る
川の中にはご丁寧にも石が並べられている所があるので、その上を歩いて行けます。
あなたのバランス感覚が試される瞬間。
別に石を踏み外しても、足元が濡れるだけなので大丈夫。
靴下にシューズは地味に痛いか・・。
天仁屋ビーチの様子
思っていたよりも広くてビックリ。
むき出しの岩山、荒々しい砂浜、誰の管理も行き届かないワイルドが視界いっぱいに広がる。
これぞザ・自然ビーチ!
キャンパーさんは、こんな風景を待っていたのでは!?
左に見える岩山「天仁屋崎」。
右が「パン崎」。
この両サイドの岩山に挟まれるのが「天仁屋ビーチ」。
奥行きがぐぃ~んっと伸びる海景色だ。
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「パン崎」→午後は日陰になるので、テントを設置するのならオススメ。
嘉陽層の褶曲(かようそうのしゅうきょく)
左手に「天仁屋崎」がありましたよね?
その表面には模様が見えます。
それが
嘉陽層の褶曲(かようそうのしゅうきょく)。
線がグニャっと曲がっているのは、平らだった地層に圧力がかかった証拠。
それが沖までずっと続いています。
自然の力ってすごい。
嘉陽層の褶曲は「国指定天然記念物」にもなっています。
ぽっかり穴のあいた所は崩落してできたもの。
危ないので近づかないように。
海の上にも「嘉陽層の褶曲」
まるで離島を思わす雰囲気。
ちょうど防波堤の役割も果たすからナイス。
これで波の影響も多少、和らぐ。
干潮となると歩いて行くことも可能。
カヌー
ここ1番のお楽しみが「カヌー」。
まれにツアーらしき団体さんが、海の上をスイスイ走っています。
外から見るとただの青い海にしか見えませんが・・
実際にカヌーの上から海の中を覗いて見ると・・
あら不思議!
地面には緑の塊がゆらゆらと動いています。
その正体は・・「藻」。
あちらこちらにあるその風景は、沖縄の海じゃないみたい。
超レアな光景だ。
さらに形の違うサンゴ岩もあったりします。
ということは・・
これを隠れみのにする小魚もいるという事です。
一瞬ですが本当に見かけるので、テンションアップ!
「餌場が無限にある、隠れ場所もある」という環境は、まさにお魚天国♪
えっジュゴン?
そんな生き物なんて、ここにはいません。
(・・TVの影響は罪深い)。
まさかこんな世界が広がっていたなんて、外からは想像もできない。
東海岸にこんな場所があっとは。
上空から見る「天仁屋ビーチ」
これがリーフの中。
そこにはサンゴ岩の姿があちらこちら。
まるで離島を思わす風景。
陸から見ると青ですが、上空から見るとエメラルドグリーン。
不思議。
カヌーに必要な持ち物
①ライフジャケット
海に投げ出されても溺れないよう、必ず着用して下さい。絶対にケチったらダメ!
②マリンシューズ
海の中は凸凹地帯。素足なんて論外です。
一応カヌーも紹介しときます
まとめると
①ライフジャケット
②マリンシューズ
この2点です。
タンカー
水平線上にはうっすらタンカーも見かける。
白波の立つ様子も迫力~。
お墓
「パン崎」の後ろはお墓が何箇所かあります。
ご先祖様のお眠りを邪魔しないように。
写真集
感想
リーフの中は巨大な生簀(いけす)。
生簀とは大きな水たまりのようなもので、その中は極端に深いという訳ではありません。
外よりも色は明るく、天然のサンゴ岩が点在します。
それを隠れ家にする小魚も見られるので、楽しいステージ。
透明度も高いのでハッキリクッキリ。
見つけた時はテンションアップします。
+「緑」も加わるので、独特の雰囲気。
干潮になると水位が下がるので、リーフの「外」、「内」がハッキリと分かるよ。
ここは遠浅なので、波が引く時は一気に引きます。
沖合まで歩いて行けるようになるのだ。
石ころだけの世界と思っていたら、海の中は予想を超える景色が広がっているのでビックリです。
この場所がカヌーに選ばれるのも納得。
外人さんはこういう自然が大好き。
追記
ここはめちゃくちゃ田舎にあるので普段、人の姿は全くありません。
人がいないと不安で押しつぶされそうになります。
携帯電話は使えるの?
はい使えます(AU、ドコモ、ソフトバンク)対応。
口コミ情報は今の所ありません。
いい所
- ビーチの上がった所は民家があるので、安心する。
残念な所
- 人がいないと寂しい、不安、心配、怖い。
禁止事項
- 花火。
- ゴミの不法投棄。
- 天仁屋の読み方→「てにや」。
- ここは公認の海水浴場ではありません。クラゲ防護ネット&ビーチスタッフは配置していないので、自己責任で楽しんで下さい。
- (シュノーケル、カヌー、サップ)は自由ですが、満潮へ向かう時間帯は波が荒目なので気をつけて下さい。単独行動はせず必ず付き添え人をつけること。
- ペット・犬の持ち込み可
ただし排泄物は飼い主さんが責任をもって処理すること。 - お腹空いた・・
ここには何もありません。
ビーチの設備 | ● 更衣室 ● 自販機 |
ビーチレンタル | ●なし |
体験できるアクティビティ | ● なし |
名称 | 天仁屋ビーチ (てにやびーち) |
住所 | 沖縄県名護市天仁屋71 |
電話番号 | なし |
定休日 | 年中無休 |
海開き | なし |
遊泳料金 | 無料 |
游泳時間 | なし |
游泳期間 | なし |
駐車料金 | 無料 |
アクセス | 那覇空港(なはくうこう) ↓ 高速道路 ↓ 329号線 ↓ 331号線 ↓ 天仁屋ビーチ(約1時間30分) |
特になし。