冬の風物詩として有名な「電照菊畑」。
気温は寒いのに心は暖かくなる不思議スポット。
車を下りなくても道路沿えからその様子を見ることができるよ。
本土ではビニールハウスが主流ですが、沖縄では丸裸の菊畑に照明が照らされる。
check
「ライトアップの時間」
23:00~04:00。
行き方
check
地図上の①②③が電照菊畑スポット。
まずは「南部病院前(バス亭)」を起点に考えよう。
この大通りを南下
↓
信号2つ目を右
↓
道路右手に電照菊畑が見えます。
ここが最初の「電照菊畑スポット①」となる。
コースは反時計回りのように進む。
電照菊畑スポット①
特徴は菊(きく)のすぐ真上に無数の電球を設置しているということ。
夜になると写真のような幻想的な世界になります。
夜景スポットにもいい季節限定の光景だ。
緑の線1つ1つが菊。
きれいに整列、手入れされています。
せっかくなので、いろんな角度から写真撮影を楽しもう。
右端はビニールハウス。
その中も電照菊畑だ。
黄色と怪しい赤色が混在します。
等間隔に並ぶ電柱も沖縄の田舎風景でいいね。
柵
柵(さく)もあるので、間違っても畑に落ちる事はありません。
そこに持たれながらリラックスした状態で雰囲気に酔いしれる。
ちょっと離れるとこんな感じ。
まるで宝石を散りばめたような吸い寄せられる景観。
辺りは真っ暗なのにこの空間だけ明るい。
畑は道路よりも下がっているので、見晴らしがなんといいこと。
車で走っていると「何だ!この明かりは!?」と驚いて確認したくなります。
check
車は路駐してOK!
こんな風に。
写真から見ると左手が電照菊畑だ。
ここのポイントは大通りからも近いので街灯、信号機の光があって安心します。
車の往来や建物の明かりもあるので怖くありません。
ただし問題はその先。
そこは畑のど真ん中にあるので辺りは真っ暗。
暗いのでちょっと怖いです。
女性は1人よりも複数がいい。
電照菊畑スポット②
ここが畑のど真ん中。
下り坂をおりて少し行った所。
・・といっても近くには人の住む家がポツポツあるので、思ったほど暗くありません。
すぐ道路沿いにあるので、車をおりればご覧の景色が見られます。
間近だと迫力が全然違いますよ~。
菊の姿形がハッキリと確認できます。
奥行きもワイルド感があって想像以上!
コオロギの合唱も聞こえてくる。
一歩畑から外れると辺りは真っ暗・・
このギャップが何ともいえない。
そう あなたは「日常」と「非日常」境目にいるのだ。
夜と昼間では雰囲気が全然違う。
光の正体
オレンジ色の正体は「白熱電球」。
この夜間照明で開花を抑制し出荷時期を調整しているのだ。
これが無数に散らばっているからテンションアップ。
離れた所から見るとまさにイルミネーション。
「別名キクミネーション」と呼ぶ人もいます。
最近ではLEDも流行り中。
初期費用はかさみますが、2~3年でペイできると徐々に広まってきています。
1番のメリットは電気料金の安さ。
なんとなんと白熱電球の5分の1以下で抑えられる。
畑道
畑の中はアスファルトで整備されていません。
写真のような砂利道が続くだけ。
・・なので車で行くのは避けたほうがいい。
オススメポイント③は帰り道から見られるので、後続車に気をつけながらゆっくりと鑑賞を楽しんで下さい。
以上が「電照菊畑の紹介」でした。
菊とは?
菊(きく)はこんな姿形をしています。
白かったつぼみが収穫時期になると黄色へ変化。
背丈も人間の肩ぐらいまで成長します。
用途は「冠婚葬祭、料理の飾り付け、お供え物」などに使われる。
英語では「chrysanthemum」。
育て方
日照時間が長ければ長いほどよく育つ。
赤土を好むのでこの場所が適しています。
水やりは土の表面が完全に乾いてから。
一般畑のようにスプリンクラーを使用。
夏は1日2回、冬は1回。
肥料はリン酸成分の多いもの。
ビニールハウス
ビニールハウスの中でも菊を育ています。
この中だと1日中光の管理ができるので、開花時期をコントロール可能。
台風、突発的な雨風も影響を受けない。
収穫時期になると高さ約1m80cmまで成長。
刈る時は必要な分だけカマでバッサリ。
出荷時期
3月と12月。
寒い冬の季節です。
菊の出荷量は4400万本。
沖縄は全国で2位の出荷本数を誇る。
電照菊畑が見られる時間、時期
「ライトアップの時間」
23:00~04:00まで。
「シーズンの時期」
12月、3月の冬季。
感想
沖縄の夏といえば海。
冬といえば・・「電照菊畑」です。
真っ暗闇の田園地帯に黄色の世界がポッと現れる。
そこには決して見せるためではない「地域の一部」があって感動します。
昼は「緑の風景」、夜は「オレンジ色」・・
このギャップがまた良いんですよね~。
実は沖縄の人でも電照菊を見たことない!という人が大半。
ネットで調べてはじめてここを訪れ「こんな所があったんだ!」と驚きます。
だって家の近くに畑なんて普通ありません。
都市部の子は畑も見たことないという人が意外と多い。
なのでここへたどり着いたあなたは情強。
まだ見ぬ県民にもその良さをぜひ伝えてあげて下さい。
おまけ
一眼レフ撮影の人は3脚を使おう。
でないと100%ブレて失敗します。
3脚で完全固定→ダイヤルは「TV」にあわせる。
光を徐々に取り込んで撮影すれば、きれいな写真がとれます。
オートだとフラッシュがつくので白飛びするよ。
3脚中の撮影をしていると通りすがりの車が「えっ!まさか有名人のpv撮影!?」と慌ててこちらへやってくる事があります(笑)。
お騒がせして申し訳ない。
以上ちょっとした雑学ですた。
口コミでは・・
「楽しい見学だった」、「沖縄にこんな所があったとは」、「きれいな夜景スポット」と評判。
いい所
- 季節限定のお楽しみ。
残念な所
- 場所が分かりづらい。
注意事項
- 後続車に気をつけながら鑑賞を楽しもう。
- 菊の読み方→「きく」。
- 沖縄の冬といえどこの時期は寒いので、車の中はヒーターをかけながら走らすといいよ。
- 畑道は両サイドに「溝」のある所もあるので、タイヤを落とさないようご注意を。
- 点灯時間は23:00~04:00。
住所 | 「南部病院前(バス)」を起点に考えましょう。行き方は上記に解説した通り。 |
アクセス | 那覇空港(なはくうこう) ↓ 331号線 ↓ 58号線 ↓ 電照菊畑(約20分) |