そもそも「Yナンバー」って何?
さてこの「Y」とは何の事でしょうか?
沖縄では当たり前に知られている事ですが、本土の人間には分かりません。
(ヤンキーではありませんよ)。
正解は・・
「米兵の乗る車」。
ナンバープレートに注目すると、数字の前に「Y」がついていますよね。
このYがつく車全てを「Yナンバー」と呼ぶ。
なぜその車には気をつけろなのか?
それは・・
「運転が荒い・乱暴」な人が多いからです。
北谷(ちゃたん)の国道58号線では、たまに米兵車と民間車が事故って警察と話をしている様子を目にします。
まあ大抵は軽い接触や追突なのですが・・
中にはワイルドスピードの影響なのか?どうやったらこんな中央分離帯に乗り上げるんだ!?とありえない光景も目にします。
米兵の任期は2年で本国に帰るので、車に愛着を持たない人が多い。
悪質なのは事故を起こした加害者(米兵)が基地の中に逃げるという事。
こうなるともう手が出せません(そうなる前に必ず相手のナンバーを控えよう)。
無保険も結構有り、事故補償もせず本国へ帰る最悪な人もいます。
そうやって泣き寝入りする被害者が結構多いんです。
なので県民は「Yナンバーの近くは走るな!距離を取れ!後々面倒になるぞ!」という共通認識を持っているのです。
※アメリカは「左ハンドル」なので、右ハンドルの日本社会に不慣れという理由もあるかも知れません。
もし「米兵車」と事故ったらどうする?
まず警察を呼びます。
次に保険屋+「憲兵隊」を呼ぶ。
ここは特殊ですね。
憲兵隊は当然英語もペラペラ。
その立会いの元、話が進みます。
双方、事故の状況を説明しますがここで話の「食い違い」が出てきます。
まず米兵は自分が悪くても被害者のフリをし、逆に相手が悪い!という人もいます。
「!?」ですよね。
到着したばかりの警察や憲兵隊、保険屋はどっちの言い分が正しいのか分かりません。
・・しかし
こういう状況に慣れているので、大抵どっちが嘘をついているのかすぐに分かります。
話が終わると後日、防衛省の人が被害者の自宅にやってきて、もう一度ヒアリングした後、車の被害状況を見てお金の見積もりをします。
要は日本が「弁償する」という事。
「思いやり予算」から捻出していると思います。
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全ての外人さんがそうではありません。ほんの一部にこういう心無い人がいるということです。
なぜ欧米人は「非」を認めない?
アメリカは訴訟大国。
ちょっとした事、下らない事でもすぐに「訴訟」沙汰になります。
もし自分が謝ったら(負けを認めたら)とんでもない額を請求されたりします。
・・なので自分が悪くても非を認めようとはしません(全ての人がそうではない)。
こちらも臆せず堂々と主張しましょう。
沖縄の米兵さんがよく乗る車
「セダン」
「ワゴン」
「SUV」
「スポーツ」
ほとんどが年式の古い中古車。
まとめ
とりあえずYナンバー車を見かけたら(近くを走らない、ゆずる、先に行かす)を心がけた方がいいでしょう。
駐車場も隣にはとめない、もしくは間をあけるなど。
ぶつけられたりでもしたら、貴重な時間を無駄にします。
面倒くさくなるというのはそういう事。
※何回もいいますが全てのYナンバー車が乱暴というわけではありません。
一部にそういう人達がいるという事です。