県内最大の滝が見られるスポットがここ「比地大滝」。
ガラパコスといわれる北部やんばるの森奥地にそれは存在する。
緑が豊富なので空気がなんと美味しいこと。
マイナスイオンを取り込むには最高のスポットだ。
遊歩道も整備されているので、老若男女誰でも気軽にトレッキングが楽しめる。
さあ、あなたも「リアル」をインストールするのだ!
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混雑している場合は誘導員の指示に従って駐車して下さい。
3箇所あります。
駐車料金 | 無料(150台) |
管理棟
ここがスタート地点。窓口があるので入場料金の支払いを済ませて入場。
登山前にトイレを済ませておくといいでしょう。
設備 | 管理事務所 |
受付窓口 | |
トイレ | |
シャワー | |
比地カフェ | |
売店 |
営業時間 | |
4~10月 | 09:00~16:00(閉門18:00) |
11~3月 | 09:00~15:00(閉門17:30) |
入場料金 | |
大人 | 村内住民 100円 村外住民 500円 |
小人 | 村内住民 50円 村外住民 300円 |
団体 | 10名以上は割引 |
テント料金 | 村内住民 1000円 村外住民 2000円 |
村民は割引がききます。
キャンプ広場
管理棟を抜けるとキャンプ広場。
カラフルなテントに子連れファミリーがバーベキューを楽しんでいたりします。
シーズンは特に利用客も多く活気があってにぎやか。
あっどこからともなくお肉の匂いが・・
もちろん宿泊も可能だよ。
ここを一直線に進む。
川辺
キャンプ広場の右手は川が流れています。
幅も広く浅瀬なので、子供達のいい遊び場。
夏場でもひんやり気持ちいい。
石ころは角がないので裸足でも平気。
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遊歩道
滝までの道のりはこのような遊歩道がいくつか設置されています。
足場がしっかりしているので、子供も年配者も安心して歩いて行けるよ。
靴も汚れないからナイス。
手すりはある所とない所があるよ。
雰囲気
和むグリーン色♪
ほら、新鮮な空気(マイナスイオン)が伝わって来ませんか?
目の前は日常からかけ離れた「非現実空間」。
この中にいると何故か落ち着くんですよね~。
小鳥の鳴き声に川の流れる音・・
天然の癒やしが体の隅々まで染み込んでいくのが分かります。
どんなに炎天下でも森の中は涼しくひんやり。
どうせ汗をかくのならこの中でかきたい。
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階段
前半は緩やかですが、中盤に差し掛かってくるとこのような急勾配の所も出てきます。
さあ滝を目指し頑張るのだ。
川遊びスポット
このエリアは透明度がとても高く水深の浅い所。
お子様にはちょうどいい水遊びスポットです。
真夏日でも水温は冷たいので、クールダウンにはもってこい。
シーズンは子供達のはしゃぐ姿でとても賑やか。
石ころは丸いので素足で入っても全然平気。
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ここに生息する生き物
①「メダカ」
②「アメンボ」
③「モクズガニ」
④「シリケンイモリ」
⑤「オタマジャクシ」
⑥「イシカワガエル」
⑦「ミナミテナガエビ」
⑧「リュウキュウアユ」
など。
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ここで体力、時間を使い過ぎてはいけない。先はまだ長い。
川
ザァーっと流れる音の正体はこの川。
上流に近づけば近づくほど音も大きくなっていきます。
遊歩道のすぐ近くを流れているので、見ながら歩くのが楽しい。
展望デッキ
一休みしたい人にはありがたい休憩所。
ゴールとなる滝まではこのような休憩ポイントが2箇所あります。
ちょっと疲れたな・・
腰を下ろしたいな・・
と思ったら遠慮なく利用しよう。
広いスペースなので団体さんでもくつろげるよ。
赤い釣り橋
ここまで来たら中間地点。
視界が開け頭上には青空が顔を出す。
少し揺れますが頑丈に作られているので心配御無用。
真ん中辺りで立ち止まって見て下さい。
大自然が広がるやんばるの森を360度一望できますよ。
耳をすませば・・野鳥やセミ、ここで暮らす様々な生き物達の力強い声も聞こえてくる。
真下の景色
橋の下を除くと比地川(ひじがわ)が流れています。
人が米粒のように小さく見える高さなので、高所恐怖症の人は怖いかも・・
押すなよ~押すなよ~。
滝
さあ目的の場所についた!
これが落差約26mもある県内最大の「比地大滝(ひじおおだき)」。
勢い良く飛び出す水量&水音は迫力満点。
ここ最大の見所。
滝の前は大きな岩がフタをするように水たまり(滝つぼ)を作り、周りは大小様々な岩がゴロゴロ・・
滝に当たりたい!という人もいるかと思いますが、近くには先発隊の人が陣取っているので、中々行けません。
気長に待ちましょ。
近くにはデッキ広場も設けているので、そこで腰を下ろしてゆっくり見る事もできるよ。
滝の水量が少ない?
干ばつ気味だと水量が少ない事もあります。
逆に前日が大雨だったりすると水量が増し、迫力のある滝が見られる。
現在、滝壺へは入れません。
ロープが張られ「立入禁止」と看板が出ています。過去に不幸な飛び込み事故があったので、泳ぐ事が出来なくなりました。英語表記もあるので、外人さんでも読めます。
携帯電話の使用
ここは山奥なので携帯電話は使えるの?と疑問がわくでしょうが心配ご無用。
電波塔があるので携帯電話のご利用ができます。
ただしAUは繋がりやすくドコモ・ソフトバンクは繋がりにくい。
基本、沖縄はAUのカバー率が高いのでどこもつながりやすいです。
比地カフェ
今度は場所が変わって管理棟の中にある「比地カフェ」の紹介。
下山したらちょっとした息抜きに立ち寄ってみるのもいいでしょう。
ログハウスな作りでアットホームな雰囲気が中々いいよ。
屋外のテラスデッキは緑が目の前!川の流れる音にリラックスしながら食事が楽しめるナイス空間。
沖縄そば、カレー系は1番の人気。
ケーキセットはスイーツ女子に嬉しい一品。お昼のランチにも困りません。
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 火曜日 |
食事 | ①フード系 ②ドリンク系 ③ケーキ ④かき氷 |
比地大滝で見られる植物
「アダン」
「ソテツ」
「ガジュマルの木」
「ショウベンノキ」
「シダクロヘゴ」
「ヒカゲヘゴ」
など。
どれも南国特有の亜熱帯植物で湿気を好む。特にヘゴは恐竜時代から存在する貴重なもの。花もいくつか見られるよ。
ここに生息する生き物
「ナナフシ」
「イボイモリ」
「オオシマゼミ」
「シオカラトンボ」
「オオゴマダラ」
「ヒラタクワガタ」
「ホントウアカヒゲ」
「サンショウクイ」
「ハナサキガエル」
「リュウキュウヤマガメ」
「リュウキュウアオヘビ」
「リュウキュウコノハズク」
「バーバートカゲ(別名オキナワトカゲ)」
など。
季節によって見られる生き物達も変わってきます。
国の天然記念物
「ノグチゲラ」
「ヤンバルクイナ」
「ホントウアカヒゲ」
この中でもヤンバルクイナは遭遇率が非常に低いので、見られた方は超ラッキーです。
あれば便利アイテム
- 虫除けスプレー
- フェイスタオル(汗をふく)
- 替えのTシャツ(下山後)
- 日焼け止めクリーム(お肌を気にする人)
- 靴(サンダル、ハイヒールは厳禁)
- 杖(年配の方は)
素肌を露出しているといつの間にか蚊に刺されていたり、かぶれたりする場合があります。
厚着するのが嫌という人は虫除けスプレーでも持っていくといいでしょう。
フマキラー 天使のスキンベーププレミアム 虫よけスプレー ミストタイプ(60ml)【スキンベープ】
写真集
感想
スタート地点からゴールとなる滝まで片道約50分ですが、景色を見ながらだとあっという間。
カーブ・アップダウンを繰り返し、川の表情も変わっていくので飽きがきません。
額に汗をかいている事にさえ気づかないでしょう。
次は何が来るのか?という好奇心の方が上なので、自然と足も進みます。
そして到着した時の達成感は何とも爽快♪
気持ちいい風景に最高のクールダウンができますよ。
緑は
「緊張を和らげる」
「疲れを癒やす」
「リラックス」
といった人間を回復させるパワーがあります。
この世界に入ると不思議と全てが達成されるんですよね~。
結構歩いたはずなのに全然疲れてない不思議。
ほら、緑ってどこか安心するでしょ?
植物好きな人は特にハマると思います。
最近癒やされてないな~という人は行く価値ありです。
夏休みが終わって涼しくなる9月頃から一段と過ごしやすくなるよ。
下山の人とすれ違う際、向こうから「こんにちは」と声をかけられる事があります。知らない人から突然いわれると「えっ!私!?」と驚きますが、こちらも臆せず「こんにちはー」と返しましょう。
最初は恥ずかしいですが後々、慣れてきます。帰りは自分も相手に「こんにはー」と声をかけられるようになっていますよ。意外と気持ちいいので試して見て下さい。
口コミでは・・
「心を癒す緑のパワースポット」、「進路妨害をするかのように立ちはだかる木も新鮮」、「家族みんなピクニックが楽しめた」と評判。
いい所
- 活気がある。
- コースはロープが張られているので迷わない。
- 遊歩道が整備されているので、登山に慣れていない老若男でも気軽にトレッキングが楽しめる。服装も気合入れる必要なし。
残念な所
- 天候
雨の日は歩けない。川の水量も増すので危険。いい景色も見られません。
注意事項
- ハブも生息しています。夜行性なので日中は遭遇しませんが、遊歩道からは外れないように。
- むやみに動植物を採取してはいけない。
- 柵(さく)やロープを乗り越えない。転落の危険があります。
- ペットボトル、空き缶、タバコのポイ捨ては厳禁。ゴミは必ず持ち帰ろう。
- 妊婦、赤ちゃんと一緒に登山できますか?
激しいアップダウンがあるので無理です。危険なので控えて下さい。子供は大丈夫。
- 比地大滝の読み方→「ひじおおだき」。
- 安全に行動できるよう足の爪が長い人はカットしておこう。
- ガイドツアーは行っておりません。
- ペット・犬と一緒に登れません。預けることは可能。
- 混雑状況
夏休み、ゴールデンウィークはそこそこ混雑します。 - 天気
山の天候はよく変わります。沖縄の天気予報は当てになりません。晴れでも念のため、折りたたみ傘を持っていると心強い。 - 行き方
比地大滝までは分かれ道がいくつかあります。一つでも間違うと辿りつけないので、グーグルマップをうまく活用しよう。 - お腹空いた・・
食事処は敷地内にカフェがあります。
名称 | 比地大滝キャンプ場 (ひじおおだききゃんぷじょう) |
住所 | 沖縄県国頭村字比地781-1 |
電話番号 | 0980-41-3636 |
営業時間 | 無休(荒天、台風は休み)。 |
定休日 | 有料 |
入場料金 | 無料 |
駐車料金 | 無料(150台) |
所要時間 | 往復で約2時間弱 |
アクセス | 那覇空港(なはくうこう) ↓ 高速道路 ↓ 58号線 ↓ 比地大滝キャンプ場(約2時間20分) |