沖縄本島、最北端にある岬が「辺戸岬」。
地図で見ると沖縄のてっぺん。
折り返し地点にあるので「北向けの景色」、「東向けの景色」と両方を見ることができます。
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目次
駐車場
辺戸岬はアスファルト舗装された駐車場が整備されています。
観光名所にもなっているので、駐車しているほとんどの車が「わ」からはじまるレンタカー車。
ドライブコースの終着点でもあるので、ツーリングで訪れるライダーも多いのが特徴。
かっこいいバイクもズラリと並ぶ。
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駐車料金(無料) | 普通車49台 |
身障者3台 | |
大型観光バス5台 |
トイレ
辺戸岬はトイレも整備されています。
周辺は何もないのでここで用を済ませておこう。
バリアフリー対応。
足洗い場もあるよ。
沖縄海岸国定公園
辺戸岬は「沖縄海岸国定公園」に指定されています。
いざ辺戸岬へ!
辺戸岬と書かれた看板を進むと・・
このような広い空間へでます(この写真は岬の奥から撮ったもの)。
右も左も障害物は一切ないので、開放感抜群!
頭上に見える青空がいつもより大きくて気持ちいい。
鼻をくすぐる塩の香りも岬らしくていい。
大地を覆う緑の植物は南国の太陽にも負けない亜熱帯植物クサトベラ。沖縄の岬、海沿いは大体こういう植物が群落を作っています。
遊歩道
辺戸岬は遊歩道を整備しています。
さあここから楽しい楽しいトレッキングの始まり。
海へ向かって足を進めると青色が近づいてくるからテンションアップ。
遊歩道はほぼ平坦なので(車イス・赤ちゃんを乗せたベビーカー)の人でも問題なく歩いて行けます。
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石のモニュメント
道中こういった様々な形をした岩が出現するので、興味のある方はじっくり観察してみて。
祖国復帰闘争碑
第二次世界大戦後、アメリカの統治下に置かれた琉球(沖縄)。
しかし、完全なアメリカの「一部」ではありませんでした。
天皇陛下の誕生日は祝祭日とされ、公用語も英語に切り替える事はなかった。
1972年 沖縄がアメリカから日本に返還されました。それを記念して作られたのがこの「祖国復帰闘争碑」という石碑。
与論島・国頭村友好記念碑
この石像は本土復帰を支持した与論島(よろんじま)の人々の友好の証。
それをモニュメント化し表現したもの。
鳥の形は「平和の象徴、運ぶ」という意味が込められています。
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景観スポット①
この場所は海に向かって「右」の方。
断崖絶壁の迫力をまざまざと見せつけられるポイント。
崖下はサンゴ岩が広がり沖へ向かって枝分かれ。
波がその上を通過すると白泡となり豪快な波音をとどろかせます。
この高さまでもその音が届くんですから驚き。
明るい水色から濃い青色へ変化するグラデーションも最高に美しい!
迫力の景観+近強い波音はワイルドという言葉がピッタリ。
個人的には辺戸岬1番の見所がここ。
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水色
波の中に時々現れる明るい水色・・メカニズムはよく分かりませんがとにかくきれい!
発動条件は「潮位が満潮へ向かう時間帯+強い風」のタイミングが合う時だけ。
珍しいな光景なので見られた人は大変ラッキーです。
他の岬では見られない。
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景観スポット②
ここは海に向かって「左」のポイント。
標高は低いので海がすぐ足元。
視線を上げれば青色が水平線の先まで一直線。
風が強いと波のうねりがあるので迫力ですよ~。
その塊が岩礁に当たるとドーンっと空中で飛散し水しぶきがここまで飛んでくる事もあります。
楽しい~♪
望遠鏡
このポイントは望遠鏡も設置されています。
料金は100円。
物置台もあるので小さなお子様も利用可能。
天気のいい日は左手に「伊平屋島」、「伊是名島」右手は「与論島」も見えるよ。
転落防止用の柵
辺戸岬は転落防止用の柵が設置されています。
体重を預け好きなだけ海景色に没頭できる。
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写真を撮ろうと崖の先端まで行く人もいますが、転落の危険があるので止めましょう。
辺戸岬の石灰岩
遊歩道を外れるとこのような凸凹の岩(石灰岩)がむき出しの所もあります。
歩く際は気をつけて。
崖の側面
辺戸岬を上空から見るとこのような崖がジグザグに続きます。
西向きは標高の高い絶壁の崖ですが、東向きは意外とそうでもありません。
干潮の時間帯は砂地が見えるポイントもあったりする。
展望デッキ
辺戸岬は展望デッキも整備されています。
大きな屋根が付いているので、暑さ雨もしのげるナイスな空間。
ベンチも用意されているので、腰をおろして仲間と雑談もできるよ。
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展望デッキからの眺め
目線を上げるとここからも辺戸岬が見渡せます。
断崖絶壁の崖は相変わらずの迫力。
この崖は海食崖(かいしょくがい)と呼び真下までほぼ垂直。
標高50mはあるかな・・その真上を人が歩いてますが見えますか~?
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展望デッキの場所 | こうようパーラーの隣 |
こうようパーラー
辺戸岬には1つだけ商業施設があります。
それがこうようパーラー。
ちょっとした軽食があるので、お昼ごはんにも活用しよう!
ドライビングに疲れた方は冷たい飲み物、アイスクリームでクールダウンだ。
小さなお店ですがライダーさんには大変ありがたい存在。
補給基地にでもぜひ活用して下さい。
テーブル席もあるので、団体さんもくつろげます。
(英語、中国語、韓国語)表記の観光パンフレットも置いてるよ。
営業時間 | 09:00~18:00 |
やんばる国立公園 辺戸岬
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沖縄県最北の園地
辺戸岬は沖縄の頭(てっぺん)にあるという意味。
辺戸岬で見られる植物
①「テリハクサトベラ」
②「ハマウド」
③「ハマボッス」
④「シマアザミ」
⑤「オキナワジイ」
⑥「アダン」
⑦「ソテツ」
⑧「クサトベラ」
興味のある方はよく観察してみて下さい。
素敵な海景色を見るための条件
①快晴の日に行くべし!
天気が曇り、雨だと海全体がねずみ色になり青色が見られません。
②午前中に行くべし!
午後を過ぎれば過ぎるほど逆光になり、太陽の「照り返し」で海が白っぽく見えます。
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写真集
感想
ここは景観以外何もない所ですが
絶壁の崖・・
青い海・・
後ろを振り返れば緑の風景に高い山が見えるのでダイナミックな「自然」を堪能する事ができます。
開放感溢れるありのままの姿がここの魅力。
波の音、体をくすぐる海風も最高に気持ちいい。
都会慣れした旅行者もこの自然を前にすると、どこか落ち着いたり明日への活力が湧いて来るかも知れません。
遠いけど行って良かった!そう思える所です。
口コミでは・・
「青と白のコントラストが鮮明に残った」、「少し寂しげな雰囲気だが、この岬は力に溢れている」、「沖縄らしくない荒々しい海が広がっている」と評判。
いい所
- 夕方の時間帯になるとオレンジ色のサンセットが見られる。
- 駐車場からすぐ遊歩道があって歩きやすい。
- トイレ&足洗い場がある。
- 植物の剪定、掃除が行き届きでゴミ一つ落ちていない。
- 自販機があるので、パーラーの営業時間外でも水分補給できる。
残念な所
- 場所がとにかく遠い。
注意事項
- 台風は絶対に近づかない。
- 犬・ネコの不法投棄禁止。
- ツーリング中の事故が相次いでいます。「命落とすな、スピード落とせ」を心がけよう。
- 辺戸岬の読み方→「へどみさき」。
- ここは市街地から離れているので、車でふらっとドライブ気分で行ける距離ではありません。行くのならガソリンに余裕を持って行きましょう。一番近いガソリンスタンドでもここから21kmも離れている「道の駅ゆいゆい国頭」付近です。
- 最後に立ち寄れるコンビニも同じく「道の駅ゆいゆい国頭」付近の「ファミリーマート奥間ビーチ前店」。
- ホエールウォッチングのシーズンはザトウクジラの姿が目撃され、TVでも取り上げられました。ウミガメも目撃されています。
- 自転車で行く人もいるようですがやめた方がいいです。距離がとても長く海岸線を走るので向かい風もあったりと苦労する。サイクリング気分で考えない方がいい。
- 携帯電話の使用
この辺りはドコモ・ソフトバンクは繋がりにくい(電波が極端に弱いため)。AUはカバー率が高いのでどこもつながりやすいです。 - お腹空いた・・
園内にパーラーがあります。周辺には何もない。
名称 | 辺戸岬 (へどみさき) |
住所 | 沖縄県国頭郡国頭村辺戸 |
駐車料金 | 無料(約41台) |
所要時間 | 40分 |
アクセス | 那覇空港(なはくうこう) ↓ 高速道路 ↓ 58号線 ↓ 辺戸岬(約2時間10分) |