\沖縄のゴールデンウィークはこう過ごせ/

首里城「世界遺産」は赤い建物が目印!さあ歴史スポットへアクセスだ


遂には「琉球統一」を果たした南部の王。

「琉球戦国時代」が終わり「琉球王朝時代」の幕開け。

 

この地に首里城という盤石な基盤を築き、新たな歴史が始まる。

①「守礼門(しゅれいもん)」
②「歓会門(かんかいもん)」
③「瑞泉門(ずいせんもん)」
④「漏刻門(ろうこくもん)」
⑤「広福門(こうふくもん)」
⑥「奉神門(ほうしんもん)」

という「門」をくぐり抜けると本丸の「首里城」が姿を現す!

順番通り進んでいくよ♪

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そこそこ広い空間。

屋根があるので雨でも濡れる事はありません。

朝早くから混雑するよ。誘導員に従ってとめようね

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駐車料金
大型車 960円
小型車 320円

 

首里杜館(すいむいかん)

ここはインフォメーションセンター(総合案内所)。

スタート地点でもあります。

 

駐車場と直結しているので、ついたら先にトイレを済ませておいた方が良いでしょう。

食事処も完備しているので、お昼のランチにも困りません。

 

見学が終わって疲れたーという人は休憩所代わりにも活用できます。

中はクーラーもガンガン効いてるので快適♪

 

1F

「情報展示室」
「無料休憩所広場」
「カフェ龍樋(りゅうひ)」
「ショップ紅型(びんがた)」
「レストラン首里杜(すいむい)」
「外資両替機」
「救護室」

 

地下1F

「駐車場」
「コインロッカー」
「ショップ紅型 B1」

 

地下2F

「駐車場」
「コインロッカー」

守礼門(しゅれいもん)

最初に目にするのがこの「守礼門」。

赤色の朱塗り(しゅぬり)が施され、赤瓦までついてます。

 

よくTVでも見かけるよね?

中国様式と日本様式、両方の影響を受けた「琉球建築の典型」が特徴。

 

2千円札のデザインにも採用されました。

門の上に飾られている
「守禮之邦」の意味とは?

琉球政府は「琉球が礼を重んじる国家であり、武器を使わず国を治めている」ということを示すため「守禮之邦」という四字を額にしてこの門に掲げました。

 

琉球の国是ともいえます。

守礼門前では「琉球衣装体験(有料)」もあるので、記念写真を撮ってもらう事もできるよ☆

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園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)

これは琉球王国時代から大切にされてきた「拝所」。

拝所とは?

神様にお祈りささげる所。別名「御嶽(うたき)」とも呼ばれている。

敷地内にはこのような所が3箇所あり、今でも関係者がお供え物をあげにやってきます。

 

歓会門(かんかいもん)

さあ入場するよ。

この門が首里城の「正門」。

 

狭いのは大勢の敵兵が一気に攻め込まない為のく・ふ・う。

中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」などを歓迎するという意味でこの名がつけられました。

 

シーサーは魔除けの意味を持つ。見えるかな~?

 

瑞泉門(ずいせんもん)

門をくぐってしばらく歩くと急斜面の階段・・約18段あります。

1つ1つ段差が高く傾斜になっているので、何と登りにくいこと。

 

なぜこんな登りにくい設計なの?

敵が丸太を持って門を破壊させないための工夫。

モタモタしていると城壁の上から弓・石の標的となる。さらに幅も狭くなるので、大勢の敵が一度に攻め込めないようにもなっています。

よく考えられていますね~。

 

龍樋(りゅうひ)

階段の途中にはこのような水たまり場「龍樋(りゅうひ)」があります。

 

何と何とここは高台にもかかわらず「湧き水」が出るのです。

不思議な事に現在もずっと出続け枯れた事はありません。

 

この水は一体「どこから」やってくる?

湧き水は普通、山の中腹やふもとから流れてますよね。丘のてっぺん近くに湧き水が出るなんてありえません。

 

 

考えられるメカニズムは・・地層にあった!

まずこの台地は「泥岩(水を通しにくい地層)」の上に「琉球石灰岩(水が浸透する地層)」が乗っかています。その2つの層の境目に「龍樋(りゅうひ)」が取り付けられています。

 

琉球石灰岩が地中に浸透させてたくわえた水が「龍樋(りゅうひ)」を通り、湧き水がここから出るという仕組みだったんですね。おかげで「琉球王朝が栄えた」という側面も持っています。

 

今は池の中に(中国、韓国、ドル)といった硬貨がいっぱい。

「龍樋(りゅうひ)」の彫刻は1523年に中国からもたらされたよ。

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漏刻門(ろうこくもん)

さて急斜面を登ると小競り合いを想定した少し広いエリアに出ます。

周囲は高い壁に囲まれる。

 

ここにも門の前には階段・・

そして幅も狭くなる。

 

広福門(こうふくもん)

門を抜けると広い空間に出ました。

目の前にそびえ立つ大きな赤色は第5の「広福門」だ。

 

幸福とは「福を行き渡らせる」という意味。

当時は役人の事務所として機能。現在は券売所等に利用されているよ

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下之御庭(しちゃぬうなー)

「広福門」をぬけると「下之御庭(しちゃぬうなー)」という広場に出ます。

当時、この広場は正殿前で行われる様々な儀式の控え場でした。

 

首里森御嶽(すいむいうたき)

広場の中央には壁に囲まれた「緑」があります。

これは「御嶽(うたき)」と呼ばれるもので、当時ここで(子孫繁栄や豊作、航行の安全祈願、病気や災い)から守ってくれるよう神様に手を合わせお祈りを捧げていました。

 

国王や祝女、側近、官僚、その配下も引き連れ一同頭を下げるという大きな行事もあったほど。

 

MEMO

 

御嶽(うたき)といえば世界文化遺産で知られる「斎場御嶽」も有名。

 

首里城と強い結びつきを持っていました。現在は観光雑誌にも必ず取り上げられる「パワースポット」としてメジャーな所です。

世界遺産「斎場御嶽」は格式のある拝所。緑のパワーを取り込め!

 

石畳(いしだたみ)

広場の地面に使われている石は沖縄でよく採れる「琉球石灰岩」。

五角形に加工しうまく敷き詰めています。

 

これはその地域を支配する王の住むお城でよく見られた光景。

いわゆる権力の象徴というもの。加工しやすい事から城壁にも利用されていました。

 

奉神門(ほうしんもん)

最後の門です。

天井は赤瓦、壁は赤色の朱塗り(しゅぬり)で統一。

 

・・まんま中国。

「神を敬う門」という意味が込められ、3つの入口を設けています。

 

①中央の門

国王や中国からの使者「冊封使(さっぽうし)」など、身分の高い人が通る専用通路。

 

②左右の門

役人や民の入場門。

ここまでが無料。ここから先は正殿(有料エリア)になるよ☆

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正殿の入場料金
大人 高校生 小・中学生
一般 820円 620円 310円
20名以上 660円 490円 250円
年間パスポート 1,640円 1,240円 620円
6歳未満 無料

 

正殿

奉神門(ほうしんもん)をくぐると、ドドン!と3つの赤い建物が姿を現す。

左の建物「北殿(ほくでん)」、中央、「正殿(せいでん)」、右が「南殿(なんでん)」となる。

 

正殿の建築様式は「中国」と「日本」をベースに沖縄の風土をかけあわせた独自のスタイル。

 

バリアフリー未対応。

階段があるので車イス、ベビーカーの人は見学は出来ません。

 

正殿の屋根の両サイド、そして正面にはこのような龍の姿。

龍は琉球において国王という象徴。

 

中国では皇帝のシンボルとされ「めでたい印」として用いられた。

ちなみに・・沖縄の龍柱は巻きついているのではなく直立。胴体自体が柱です。

 

爪の「秘密」

龍の爪の数は所有者の身分を表す。

 

5本→「皇帝」
4本→「貴族」
3本→「庶民」

琉球は「4本」です。

 

御庭(うなー)

正殿前の広場は「御庭(うなー)」。

ここで「王の即位式」や「冊封式典・中国外交官の歓迎」といった儀式が行われました。

 

オレンジ色の線が等間隔に並んでいますが、これは儀式の際に役人が位の順に立ち並ぶ目印。

 

その中央、正殿まで真っ直ぐに伸びる道は「浮道(うきみち)」といい、国王や中国皇帝の使者など限られた人だけが通ることを許された。

 

頭上には青い空に流れる雲があんなにも近くに・・

その様子はまるで天空のお城にでもいるかのようだ。

 

冊封式典の様子

これは当時の様子を表した模型。

 

「冊封(さっぽう)」とは?

強大な力を持つ中国は「冊封(さっぽう)」という独自の外交ルールがあり、貿易を行うには中国皇帝から「琉球国王」として認められる必要がありました。

 

琉球に新しい国王が即位するたびに中国皇帝の使者 「冊封使(さっぽうし)」が派遣され、新国王を承認する詔書(しょうしょ)が手渡された。

 

南殿(なんでん)

ここは正殿、右手の建物。

王朝時代に製作された漆器(しっき)や絵画などの美術工芸品を中心に、風俗画や歴代国王の肖像画などが展示されています。

正殿へはここから入場。ビニール袋に自分の靴を収め中へ入ろう

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南殿の無料ガイド案内
開始時間 ①09:00
②10:30
③13:00
④14:00
⑤15:00
⑥17:00
案内時間 約1時間
定員 15名

 

琉球庭園

正殿の後ろにはこのような緊張を緩和する「庭」があります。

琉球石灰岩に南国の亜熱帯植物(ソテツ、琉球松)の植栽は適材適所。

 

・・うん沖縄らしい景観にどこか落ち着きます。

 

書院(しょいん)

国王が日常の執務を行っていた所。

中国の外交官「冊封使(さっぽうし)」や要人を招き、接待も行われた。

 

木の空間にゴザの組み合わせは、日本のお城にも共通していますね。

 

鎖之間(さすのま)

当時は王子の控所であり、諸役の者たちを招き懇談する所でした。

現在、琉球王国時代の伝統菓子やお茶を味わう事のできる「有料体験施設」となっています。

 

王のプライベート空間

この空間には国王の座る玉座「御差床(うさすか)」や「王冠」、「王印」などが展示されています。

 

王座のすぐ後ろにある「土世山中」と書かれた漢字の額は、中国皇帝から送られたもの。

1477年~1526年まで在位した尚真王(しょうしんおう)の御後絵(肖像画)をもとに再現されています。

 

王冠

冊封式典(王の即位式)など重要儀式の際に着用していた国宝「玉冠」。

金や銀、碧玉(へきぎょく)など7種類の玉が288個施されている。

 

金簪(きんかんざし)は権力の象徴。

中国様式のデザインです。

 

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ここにあるものはレプリカ。本物は「沖縄県立博物館・美術館」にあります。

「沖縄県立博物館・美術館」琉球時代へタイムスリップ!

 

世界文化遺産

この真下に見える「遺構部分」が世界文化遺産です。

首里城が世界文化遺産と認定されたきっかけでもある。

 

ガラス張りになっているのでその上を歩いて行きます。

観光客がわんさかやって来るので、立ち止まってはいけない。

 

正殿を抜けると「北殿(ほくでん)」。

 

北殿(ほくでん)

ここは正殿の左手にある建物。

当時は官僚たちの仕事場。

 

ここで政策の議論が行われ法律を作る

公文書として発令されました。

現代でいう「国会」みたいな所ですね。

 

外交文書も出た事から「外務省」としての機能も果たしていた。

ペリー提督が首里城を訪れた際はここで接待もしました。

 

一方では迎賓館(げいひんかん)の役割も兼ねそなえ「冊封使(さっぽうし)・中国の外交官」が到着した際にはお酒や茶を振る舞い、芸能も披露された。

 

MEMO

 

迎賓館(げいひんかん)とは?

 

他国の国家元首や政府の長などを迎え入れ宿泊等の接遇を行う施設。

 

現在は首里王府の位置やしくみ、冊封式典(さっぽうしきてん)など模型を使って解説し、映像による歴史解説もあります。

お土産屋(ミュージアムショップ)もあるよ。

 

G8首脳サミット

2000年に開催された「G8首脳サミット」の晩餐会では、この会場が使用されました。

 

各国から訪れた首相

 

flag_of_japan-svg日本(森喜朗)→議長国
flag_of_the_united_states-svgアメリカ(ビル・クリントン)
flag_of_france-svgフランス(ジャック・シラク)
flag_of_russia-svgロシア(プーチン)
flag_of_canada-svgカナダ(ジャン・クレティエン)
flag_of_the_united_kingdom-svgイギリス(トニー・ブレア)
flag_of_germany-svgドイツ(ゲアルト・シュレーダー)
flag_of_italy-svgイタリア(ジェリアーノ・アマート)
flag_of_europe-svgEC(ロマーノ・プローディ)

 

北殿を抜けると「出口&裏口」


この通りは主に日常の通用として利用されていた所。

以上で王様の住んでいた建物の紹介は終わり。

 

ここを真っ直ぐに行くと「首里杜館(すいむいかん)」スタート地点に戻る。

 

琉球舞踊も見られるよ

色鮮やかな琉装を身にまとい「伝統舞踊」を披露します。

頭にかぶっているものは「花笠(はながさ)」。これもカラフル。

 

パチッ・・パチッの音の正体は両手に持っている「四つ竹」。

これでリズムをとります。

 

見落とすような動き1つ1つにも意味がありますが、分かる人はどのくらいるかな?

眠たいなんて言わないでね。

 

閲覧は無料。

場所は広福門(こうふくもん)の近く。

 

写真集



 

なぜ首里城は「西向き」なの?

当時の宗主国であった中国が西側に位置するため。中国に敬意を表すために、建築物の正面は西向きに建てられている。

 

なぜ首里城は「赤色」なの?

赤色は中国において「高貴」の象徴。それが首里城にも反映された。

 

感想

「琉球王朝」が誕生したのは15世紀初頭。

中国と「冊封体制」を築いていたので、琉球王の存在・存続は中国皇帝のお墨付きでした。

 

海外貿易も許されていた事から(中国、東南アジア、朝鮮、日本)との貿易も活発。

 

主要国へ貢物を運ぶ船は「進貢船(しんこうせん)」と呼ばれ、中国や各国の膨大な国産品を積んで帰ってきました。

14~16世紀は大いに繁栄した時代です。

 

しかし17世紀初頭・・

突然、幕府の薩摩藩(さつまはん)が軍を引き連れ琉球へ侵攻。

 

戦うための武力を持っていなかった事からあっけなく制圧されました。

以後、幕藩体制に組み込まれ、明治12年「沖縄県」と命名され、王朝時代が終わりました。

 

それから日米開戦・・

アメリカ軍の猛攻撃により、首里城は跡形もなく消え去る。

 

なのでここにあるお城は「復元されたもの」という事になります。

本土のお城とは異なる建築物なので、その違いをぜひ見比べてみて下さい。

 

MEMO

 

ここへ訪れる観光客数は年間約「250万人以上」。県内にある城跡でもここが断トツの人気ナンバー1です。

 

口コミでは・・

「沖縄旅行ならまずココ!」、「赤色が印象的だった」、「異国の御殿(ごてん)」と評判。

 

特徴

  • 平成12年(2000年)には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界文化遺産・ユネスコに登録され「日本の100名城」にも選定されました。

イベント

  • 9月
    「中秋の宴」
  • 11月
    「琉球王朝祭り首里 古式行列」
    「冊封使行列・冊封儀式」
    「琉球王朝絵巻行列」
  • 1月
    「新春の宴」
  • 3月
    「百人御物参」

 

ワンポイントアドバイス
  1. 首里城の読み方→(しゅりじょう)。
  2. Wi-Fi(ワイファイ)は正殿近辺で使用可。
  3. 首里城内は結構歩きます。熱中症にならないよう帽子・日傘をするなど対策をして下さい。冬は寒いので防寒対策を。
  4. 大型観光バスの立ち寄り所でもあるので、修学旅行生といった団体さん・ツアー客も多いです。
  5. 1月1日元旦は「初日の出」も見られる。
  6. 首里城のライトアップは日没から24:00まで。
  7. 「国際通り」から首里城までは車で約20分。混雑している場合はもっとかかります。
  8. 天候
    シーズンは突発的に雨が降って、サッと止む事が多いです。それが局地的に発生します。天気予報はあまりあてにせず、怪しい雲を見かけたら事前に対策を取りましょう。
  9. お腹空いた・・
    園内に「首里杜館」があります。
名称 首里城
(しゅりじょう)
住所 沖縄県那覇市首里金城町1-2
電話番号 098-886-2020
営業時間 08:30~19:00(季節により異なる)
定休日 年中無休
所要時間 約1時間30分
駐車料金 有料

大型車 960円
小型車 320円

入場料金 正殿のみ有料
アクセス 那覇空港(なはくうこう)

58号線

29号線

首里城(約25分)
首里城の評価
景観度
(4.0)
満足度
(4.0)
人気度
(5.0)
総合
(4.0)

 

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