プロフィール

「首里金城町石畳道」は古き良き沖縄の風景。アクセスはここ!

「首里金城町石畳道」へ一歩足を踏み入れると世界が一変。

日常の音が消え昔懐かしい琉球ワールドへタイムスリップ!

まさか都会の中にこんなスポットがあったとは!

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遊歩道

頂上からふもとまでこのような凸凹の遊歩道が通っています。

これは琉球石灰岩という石を敷き詰めたもので「石畳通り」ともいう。

 

権力の象徴として、グスク(お城)に使われる事が多かった。

 

水はけ

石畳道りの両サイドは水の通る「溝」が設置されています。

雨が降るとそこに水が誘導され下へ流れていくという仕組み。

 

よくできています。

 

道幅

頂上に行くに従って道幅は狭くなる。

突き当りは階段があるので、車はもちろんバイクの通り抜けもできません。

 

勾配

頂上に向かって角度も険しくなっていきます。

若者でもぜぇ~ぜぇ~息切れするほどなので、日常の散歩には不便。

 

金城村屋(かなぐしくむらやー)



ここはちょうど上り坂の中間地点。

琉球時代によく見られた古民家で、現在もこのような建築物をいくつか見かける。

 

特徴は玄関がないという事。

一般開放されているので、誰でも気軽に入ることが出来るよ。

 

腰を下ろして休憩でもしましょ。

畳、木の匂いがどこか懐かしく感じます。

屋根の上には魔除けの珍獣シーサーが門番中♪

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なぜ玄関がない?

お隣さんやご近所さんはみんな顔見知り(仲間)。

なので鍵を閉め防衛するるという概念はありませんでした。

 

つまりドロボーに入る不審者はいないという事。

みんながそうなので、それが当たり前だった。

 

柄屋根(かわらやね)

古民家の屋根は柄屋根が使われています。

当時、王族以外どの瓦も灰色しか使ってはいけないという規制がありましたが明治22年以降撤廃。

 

一般家庭でも赤柄を使用していいという事になったので急速に拡大。

現代は赤柄=沖縄ですね♪

 

そもそもなぜ瓦屋根なの?

沖縄は台風の通り道。

大きな木を根っこからひっくり返す強い風は、普通の屋根だとふっと飛ばされてしまいます。

 

そこで考え出されたのが屋根を「重くしよう」→「瓦を使おう」と行き着きました。

さらに角度をつけることで、雨水もうまく排出。

 

1つ1つ瓦も厚いので断熱効果もあります。

中と外では体感温度が2~3度も違うから驚き。ほんとよく考えられています。

 

室内

室内はワンルームのように広い空間。

ふすまがあるので、それを出し入れする事によって小部屋が作れます。

 

食事はこの広い空間に細長いテーブルをセッティングし家族で囲むスタイル。

昔は大家族が普通だったので、和気あいあいと賑やかだった姿がイメージできますね。

 

ご飯の時間になると野良猫が勝手に入ってきて、魚を持ち逃げするというハプニングもありました。

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畳(たたみ)

畳に使われている材料は「い草」。

脱臭効果にクッション性もあるので、赤ちゃんが転んでも大丈夫。

 

今では中々見かけなくなりました。

 

仏壇(ぶつだん)

画像には映っていませんが、先祖代々続く家には大抵「仏壇」というものが置かれています。

(仏壇とは礼拝する対象物のこと)。

 

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仏壇=お盆ですね。沖縄のお盆が気になる方はこちらの記事をクリック!

沖縄のお盆はいつからいつまで?何を準備したらいいの?

 

ガジュマルの木

古民家の前にある巨木が「ガジュマルの木」。

土がそれほどない所でも育ち枝からツルを垂らす。

 

木影にもなるので真下は涼しい。

夏はセミの鳴き声が聞こえてくるので、沖縄らしい雰囲気になるよ。

 

金城大樋川(きんじょううふひーじゃー)

昔、実際に使われていた井戸。

先程、紹介した石畳通りの両サイドに「溝」がありましたよね。

 

雨が降ると水が自然とここに誘導され貯まる仕組みです。

石積みは「あいかた積み」で半円形の貯水池を持つ。

 

井戸の神も祀られていますよ~。

 

大アカギ

巨木・・

胴体の太さもさることながら、そこから四方八方に伸びる腕も想像以上に大きい。

 

ドッシリと構えるその姿は力強く生命力に溢れています。

緑の影も広範囲で居心地のいい空間。

 

葉と葉の間から差し込む光の線がまたいい雰囲気。

そこに風がサァーっと抜けるのも最高に気持ちいい。

 

このアカギは樹齢200年以上。1972年「国の天然記念物」に指定されたよ。

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この場所は表参道から少し離れた所にあるので、興味のある方は足を運んで見て下さい。

 

首里地区総合案内版

●仲之川(なかぬかー)
石積みで作られた大きな井泉。

 

●真珠道(まだまみち)
16世紀に造られた那覇港までの軍用道路。防衛のために整備された。

 

●金城大樋川(きんじょううふひーじゃー)
石積みで作られた村共同の井泉。

 

●内金城御嶽(うちかなぐすくうたき)
格式の高い御嶽の1つ。

 

といった内容が表記されています。

周辺の観光スポット、路線バスの案内図もあるので要チェック。

 

この看板は先程紹介した「金城村屋(かなぐしくむらやー)」にあるよ。

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ここで見られる植物

「桜」
「ヒギリ」
「クロトン」
「ランタナ」
「ハマボウ」
「クチナシ」
「ブーゲンビリア」
「テリハイカダカズラ」

など。

植物好きの人は観賞も楽しんで。

 

写真集




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特徴

「那覇市都市景観形成モデル地域」に指定されている首里金城町石畳道は、沖縄県指定史跡で「日本の道100選」にも選ばれました。

500年間続く古道です。

 

歴史

「首里金城町石畳道」は1522年、尚真王(しょうしんおう)代に造られた。

首里城の入口を起点とし首里城内外の美化政策として琉球石灰岩の平石を敷きつめ、和寇(わこう)撃退の為にも利用されたといわれる。

 

尚真王(しょうしんおう)とは?

琉球を統治していた王様。

首里城とは?

王様、王族、その他関係者が住んでいたお城。権力の中枢。

和寇(わこう)とは?

13~16世紀にかけて朝鮮および中国大陸沿岸に出没し、略奪行為や密貿易を行った海賊集団に対する朝鮮・中国側の呼称。

 

感想

まるで映画のワンセット。これぞ沖縄!という風景が続きます。

古民家に赤柄屋根・・

 

石垣の壁が続いたりと、現在でも当時のなごみを感じるいい雰囲気。

その壁の表面を覆う緑のカーテンがまたいい風情味だしてます。

 

+小鳥のさえずり声も聞こえてくるからナイス。

ここは日常の音にかき消されてしまう生き物の「声」が耳に入るから和むのです。

 

車も少なく自然に吹いてくる風も気持ちいいので、リラックスした状態で散策が楽しめる。

石垣の壁もそれほど高くないので、圧迫感も感じません。

 

小さな袋小路に入って探検して見るのも楽しいと思いますよ。

子供は退屈すると思うので大人向け。

 

あまり知られていない場所ですが「こんな所にこんな所があったんだ!」と発見があるでしょう。

 

MEMO

 

観光スポットで知られるおきなわワールド(琉球王国城下町)は、琉球の街並みを再現しているので、ここで見られるような古民家、雰囲気が堪能できます。

おきなわワールド「琉球王国城下町」。当時の時代へタイムスリップ!

 

口コミでは・・

「雰囲気がいい」、「気がづくと結構歩いている」、「昔ながらの沖縄感」と評判。

 

いい所

  • 首里城から近い。
  • 当時の雰囲気が出ている。

残念な所

  • 場所が分かりにくい。

注意事項

  • 石畳の表面は滑りやすいので、歩く際はご注意を。雨で濡れている状態は特に。妊婦の方は歩くのを控えた方がいいかも知れません。厚底ブーツも危ない。

 

ワンポイントアドバイス
  1. 地図を見なければ、どこに何があるかのか分かりません。道中に看板が立っているので、それを参考に進みましょう。
  2. 冬は寒いので防寒対策を。
  3. 傾斜のある坂道なので車イス・ベビーカーの人は行けません。足腰の弱い人もきついでしょう。
  4. お腹空いた・・
    通りに民家を改装したカフェが何件かあります。
  5. 行き方
    入口が大変分かりづらいので大抵は見過ごしてしまいます。看板も目印もなし。グーグルマップをうまく活用しよう。
名称 首里金城町石畳道
(しゅりきんじょうちょういしだたみみち)
住所 沖縄県那覇市首里金城町3丁目
電話番号 無料
営業時間 駐車場はありません。
近くにある首里城の有料駐車場を利用しよう。
定休日 年中無休
入場料金 無料
駐車料金 無料
所要時間 約40分
アクセス 那覇空港(なはくうこう)

58号線

29号線

首里金城町石畳道(約35分)
首里金城町石畳道の評価
景観度
(3.0)
満足度
(3.0)
人気度
(2.0)
総合
(2.5)

 

周辺には・・
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